レーベル紹介
名興文庫-紅梅は、純・ライト文芸専門のレーベルです。
人の複雑な心を作品を通じて読み解いていく純文学。
文章に書かれている内容からだけでなく、行間からも込められた想いを汲み取れる。
読了後、心とは何か、人とは何か、生きるとは何かという問いに思いを馳せる。
小説を読みなれていない人が小説の面白さを知るきっかけになるライト文芸。
気軽に楽しめるエンターテイメントでありながら、登場人物たちに愛着が湧く。
文章を読んで空想に浸る喜びがある。
名興文庫-紅梅はそのような作品を提供します。
レーベル紅梅の出版作品
天宮さくら『ピンク&シュガー』
担当者紹介

名興文庫-紅梅は作家・天宮さくらが担当します。
幼い頃から小説家に憧れ、執筆で生計を立てることを目標としています。
文学は心を解明し、苦痛を和らげ、豊かな人生を作る土台になると考えています。
今まで読んできた小説は約700冊。小説以外の本は約300冊。
さまざまなジャンルを読んできた経験を通じて、名興文庫を盛り上げていく所存です。
担当者が好きな小説
・川上弘美『センセイの鞄』
(私の年上好きを決定づけた気がする作品)
・村上春樹『国境の南 太陽の西』
(好きな作品いろいろあるけど、一番好きなのはこれ)
・桜庭一樹『私の男』
(常識はドロドロした感情の前では無意味と思わせてくれて好き)
・森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』
(可愛い。すごく可愛い。最後、ほっと温かい気持ちになる)
・梨木香歩『西の魔女が死んだ』
(『家守綺譚』も好き。空気感が綺麗)
・吉本ばなな『キッチン』
(同時収録されている「ムーンライト・シャドウ」がより好き)
・恩田陸『ライオンハート』
(ただ一人を愛し続ける男女の宿命を感じられて好き)
・三浦しをん『きみはポラリス』
(心惹かれる短編集。中でも「骨片」が好き)
・小川糸『食堂かたつむり』
(ゆっくりじんわり復活する感じが好き)
・群ようこ『かもめ食堂』
(こういった生活してみたいと思わせてくれる。映画も好き)
・三浦綾子『ひつじが丘』
(不幸と幸福は一方的に決められないと思った作品。好き)
・水村美苗『本格小説』
(一人の男性が一生大事にし続けた深い愛の物語。迫力がある)
・殊能将之『ハサミ男』
(一人称ならではの構成。好き)
・伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』
(他にも好きな作品があるけど、この作品のラストが好き)
・中山七里『さよならドビュッシー』
(ピアノを頑張る少女が隠した真実にうるっときた作品)
・いしいしんじ『麦ふみクーツェ』
(現実と空想が混じり合ったかのような不思議な作風が好き)
・多崎礼『煌夜祭』
(読んでいて、炎がちらちらと見えるような独特な雰囲気で好き)
・原田マハ『ジヴェルニーの食卓』
(画家の人生を色鮮やかに切り取った作品。時代に思いを馳せてしまう)
・京極夏彦『姑獲鳥の夏』
(『魍魎の匣』『絡新婦の理』も好き。悩ましい)
・藤沢周平『蝉しぐれ』
(映画も好き。小説と映画、細部が違ってまたいい)
・山本一力『あかね空』
(江戸を舞台に描かれる家族の姿が胸に残って好き)
・宇江佐真理『卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし』
(夫婦の在り方が描かれつつ合間に登場する卵料理が美味しそうで、好き)
・小野不由美 十二国記シリーズ
(ホワイトハート版と新潮文庫版、どちらも所蔵するくらい好き)
・冲方丁『マルドゥック・スクランブル』
(アニメ映画も好き。ウフコック、カッコいい)
・西尾維新 戯言シリーズ
(言葉遊びが楽しくてたまらない。好き)
・奈須きのこ『空の境界』
(アニメ映画もいいけど、小説もいい。好き)
・カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』
(途中までミステリーのよう。最後まで読んで、気持ちが沈んだ)
・カミュ『異邦人』
(どうしてと思いながら、仕方がないとも思わせてくれる)
・アゴタ・クリストフ『悪童日記』
(歴史と少年たちの置かれた環境に思いを馳せてしまう)
・デイヴィッド・ベニオフ『卵をめぐる祖父の戦争』
(最後まで読んで、思わず冒頭を読み直した)
・カルロス・ルイス・サフォン『風の影』
(スペインの歴史と隠されたドラマに心が震えた)
・ケネス・グレーアム『たのしい川べ』
(前半、とにかく眠い。なのに後半はあっという間に読んでしまう)
・K.M.ペイトン『フランバーズ屋敷の人びと』
(一人の女性が逞しく生き抜く姿に圧倒される)
・J .R.R.トールキン『ホビットの冒険』
(とにかく面白い。惹き込まれる。王道だからこそ飽きない)